ミッドナイト競輪 e-SHINBUN杯争奪戦(FⅡ)

開催日時 5月29日(日)・30日(月)・31日(火)
開催場所 松山競輪場
出走表 出走表 コンビニで出走表が無料で出力できます。詳しくは コチラ
e-SHINBUN スーパーアドバイザーe-SHINBUN
スーパーアドバイザー
山口幸二

選手インタビュー

A級決勝インタビュー

 

 





久保田泰弘
ピンピンで勝ち上がっているし動けていると思う。普段通り、自力自在の総力戦。普段通りの自分のスタイルで。

上田学
久保田君はトリッキーだけど脚があるので。まずは離れない様にしたい。差せば地元優勝で400勝達成。夢が実現出来る様に。

那須久幸
鶴君が頑張ってくれたけど中村さんの巻き返しが早かった。ここは九州ラインで前田君の番手へ。

中村一将
ライン3車のメリットがありますね。いつも通り自分の行けるタイミングで自力勝負。

前田義和
準決は仕掛けが遅くなり後ろに迷惑をかけてしまった。先行か捲りの自力勝負。

田中秀治
もちろん近畿ラインの後ろへ。準決で中村さんに世話になったので。

菊谷修一
今回は伸びていると思う。近畿ラインで中村さんに離れない様にしたい。

ガールズ決勝インタビュー


 
山原さくら
少しずつ良くなっていると思う。自力勝負。

吉川美穂
基本的に先行はないですよ。自力、自在に。

吉岡詩織
このメンバーなら自力を出したいですね。二日目は修正出来たと思う。

那須萌美
初日の先行はたまたま。好位を狙う競走です。

高橋梨香
流れを見て自在に攻める。後方にならない様にしたい。

西島叶子
自力勝負。みんな強いし、少しでも前にいたいですね。

黒河内由実
7番手だけど決勝に乗れて良かった。元気に自在!

 
 

 

 

二日目勝因敗因

 
1R





レース総評
 打鐘の2センターから西島が発進して主導権を取ったが、3番手に抜け出した吉川がバックから捲って人気に応える。初手からマークしていた那須もぴったり。2人には行かれたが西島が逃げ残って3着。


動きチェック
1吉川 美穂

 内に詰まりっぱなしで見ている方はヒヤヒヤだが、バック手前で外に持ち出すと前団を力強く捲り切る。初日もそうだが、内容にはあまりこだわっていない感じで、結果重視のレーススタイル。
 

2那須 萌美

 初日のレースで先行はもういいと思ったのか、今日は本来のマーク戦で大本命の吉川を初手から追う。道中、吉川がトリッキーに動いたところも余裕で対応したし競走センス抜群だ。
 

3高橋 梨香

 2コーナーで仕掛けた時は「行ってしまう!」と思ったが…。吉川に気付かれ簡単に併されてしまった。
 

4西島 叶子

 初日の分まで先行と決めていたようで、打鐘過ぎ2センターから思い切って仕掛けた。強い2人に行かれても3着に残ったので悪くはない。
 

5宮地 寧々

 西島とのバックのモガき合いは見応えがあった。
 

6亀川 史華

 突っ張るか飛び付くか判断の難しいレース。前で受けると今日みたいに泳がされてしまうしリスキーだ。
 

7三宅 玲奈

 吉川をフタしたり、西島を追いかけたり、何とかしようと頑張っていた。着や点数ほど悪くないし、最終日の一般戦なら勝負になるかも。
 
2R

レース総評
 逃げるのは下条だし、みんなこの後ろを狙っていたが、一番強い山原が「脚」で番手を取り切り2角捲り快勝。踏み遅れた吉岡が山原を追う形で2着に入り、いつも元気な黒河内が吉岡を追いかけ3着。



動きチェック
1山原 さくら

 誰にも入れてもらえず周回中から外併走の時間が長かったが、最終的には下条の後ろに素早く追い上げ格上捲りを披露した。さすがシリーズリーダーという走り。
 

2吉岡 詩織

 山原と同じく下条の後ろを狙いにいったが、気持ちの差? で負けてしまう。結果2着も「らしさ」は感じられず。
 

3下条 未悠

 ちょっと正直に逃げすぎ。昨日も今日も真後ろに本命選手だし、あれではさすがに捲られてしまう。もう少し組み立てに工夫が必要。
 

4日野 友葵

 周回中は山原の後ろに位置していたが、ペースが上がると遅れてしまった。
 

5黒河内 由実

 連日読みが冴えている感じで、気が付いたら強い選手の後ろにいる。2着3着での勝ち上がりは大ヒットだ。
 

6中西 叶美

 前受けから番手に飛び付くスタイルで、途中までは昨日のリプレイを見ているようだったが、ホームで踏み遅れ山原に入られたところでジ・エンド。
 

7飯塚 朋子

 初日は7着でもそこそこ頑張っていたが、今日は全くレースの流れに乗れなかった。
 
3R





レース総評
 友永ライン3人で打鐘から先行。この後ろは岡崎と吉川で併走になるも、外の岡崎が厳しく締め込み4番手確保。このまま友永-塩川-曽我部-岡崎で4角となり、ゴールは3番手の曽我部が鋭く突き抜け岡崎まで引き込んだ。


動きチェック
1岡崎 祥伍

 昨日は3番手の取り合いで今日は4番手の取り合い。内をキメるのに8割9割脚を使った感じで、最後は伸びず流れ込みみたいな2着。
 

2曽我部 匡史

 サラ脚の3番手で前に踏むだけの展開。こういう展開は得意だし、シャープに伸びた。
 

3太田 雅之

 ヨコよりタテのイメージだし、内にいた西島とは真逆のタイプ。2コーナーでチョンと当たられただけで簡単に下げてしまった。
 

4塩川 真一郎

 1着に一番近い「先行の番手」だったが、最後は後ろの2人に食われて悔しすぎる3着。
 

5西島 貢司

 友永が全然で共倒れだが、太田が軽く捌いたところは流石だった。この手のベテランは幾つになってもしぶとくて巧い。
 

6友永 龍介

 1周半の先行で4着に沈んだが、ゴール前ギリギリまでは粘っていた。昨日は厳しいヨコも見せてくれたし、点数より脚はあるなという感じ。
 

7吉田 勇気

 何がしたいのか分からないレース。友永を出せば岡崎も追い上げてくるし、あれならイチかバチかで突っ張った方がよかったのでは…・
 
4R





レース総評
 打鐘から逃げる才迫-在本の後ろに阿部-清水が入り、流れの中で中四国4人が合体。このまま最終4角で誰もが在本の1着だと思ったが、3番手で脚を溜めていた阿部が鋭く伸びて約2ヶ月振りの1着ゴール。阿部を追った清水が3着に入り、逃げた才迫は4着。


動きチェック
1清水 邦章

 阿部が全部やってくれた感じで後ろに付いているだけ。前もなかなか踏まないし、あの展開なら3着までが精一杯。
 

2在本 直樹

 車間も空けていたし余裕ありそうに見えたが…。勝って下さいの展開だっただけに、阿部に食われてしまったのは正直不満。
 

3樋口 有樹郎

 佐野が失敗して自然に切り替える形になった。2コーナーから怒りの捲りを出すも1車2車進んだだけ。
 

4才迫 勇馬

 2車でもきっちり主導権。打鐘で佐野が見えて踏まされた分、最後は末を欠いてしまった。
 

5阿部 弘

 車番がいいのに後ろ攻めになり、一瞬エッ!?って思ったが、切って3番手確保ならこの位置取りで正解。最後は溜めて、溜めての直線勝負でシャープに伸びた。
 

6古田 義明

 失敗したラインの3番手。切り替えて捲る樋口に勢いをもらったが、さすがに前が遠くて5着まで。
 

7佐野 洋継

 3番手追い上げというよりは叩きにいった感じだが、才迫に気付かれて終了。あとは見ての通りで、どこにも入れずズルズル後退。

 
5R





レース総評
 前受けの小竹が一瞬粘るような素振りを見せたが結局は下げ、板崎-藤原-吉田に単騎の水本が続き中四国4人で先行。ゴールは絶好ハコ回りの藤原が楽に抜け出し本命人気に応える1着。逃げた板崎は僅かに末を欠き、5番手から捲り上げた小竹が2着に入った。


動きチェック
1藤原 浩

 初日の4着(最後内に入り失敗)は相当悔しかったはずだし、これで少しは気持ちが晴れた? 今日は全て前で駆けてくれた板崎のおかげ。
 

2仲松 勝太

 任せた小竹は自分だけ届く遅い捲りだし、あの後ろではどんなに頑張っても無理。
 

3小竹 洋平

 粘るなら粘る、引くなら引くデ、もう少しメリハリをつけないと…。結果は2着に届いたが、後ろの2人は迷惑をかけたし、レース後はきっと反省しているはず。
 

4板崎 佑矢

 早めに押さえてベタ流しの先行。ペースと言えばペースだが、2周近く風を切ったので、ゴール前は少し苦しそうに見えた。
 

5水本 博行

 単騎ではやることが限られるし、ああやって先手ラインに乗るしかない。最後の直線でもコースを見つけることができず、流れ込むだけのレースになった。
 

6吉田 周司

 3着には入りたい展開だったが、コース取りをミスしたわけではないし、最後は完全に「脚負け」「伸び負け」。
 

7佐々木 浩三

 スローな流れからいきなりピッチが上がり、ベテランマーカーにはキツい展開。バックでは完全に千切れてしまい、最終4コーナーからは画面に映っていなかった。
 
6R





レース総評
 人気本線は後方に置かれ、永田の先行を3番手から安本-隅が捲る。5番手に位置した山田も山口両者を追うように外を伸び、最後は3人のゴール前勝負となるも、安本がギリギリ粘って1着。2着は山田で3着に隅となった。
 


動きチェック
1梶應 弘樹

 初日はカマシにぶっ離れ、2日目の今日は前が「自分だけ」のレース。展開もあるし仕方ないが、フラストレーションが溜まりっぱなし?
 

2山田 純也

 5番手になった時は「しまった」と思ったはず。結果は前に勢いをもらって2着まで来たが、自分のとこだけ3車で番手が地元の御大だっただけに大失敗のレース。
 

3隅 貴史

 差して1着かなと思ったが、スロー映像を見たら、、前を差せず、外を行かれて、痛恨のハコ3着。
 

4林 明宏

 打鐘も最終ホームも最終バックも一番後ろで、全く勝負権がなかった。今日に関しては完全に展開負け。脚を余して終わった感じだ。
 

5四元 慎也

 永田が気持ちよく行ってくれたが、外のスピードが全然違って対応できず…。
 

6安本 昇平

 巧みな組み立てで3番手を確保し、最終2コーナーからひと捲り。最後は隅の差し、山田の猛追を凌いで嬉しい1着。
 

7永田 隼一

 ブーメランで元の6番手に下がるも、そこからもう一度仕掛けて主導権を奪う。今はこうやってレースの中で脚を戻していく段階。着は悪いが内容は評価できる。
 
7R






レース総評
 鶴が前に出て流したところを中村の格上ロング捲り! 番手巧追は田中、3番手スイッチは那須で最後の直線を迎えるも、中村のスピードは全然落ちず、前3人並んだままのゴール。


動きチェック
1那須 久幸

 2コーナーで鶴を拾っていたら4着だったはず。シビアかもしれないがあのスイッチはナイス判断。脚もある。
 

2中村 一将

  一瞬の隙を見逃さず、1周ちょっとのロングスパート。審判発表の決まり手は「捲り」だったが、「逃げ」にしてあげたいくらいの距離だった。
 

3小川 巧

 増田が後手を踏んで共倒れ。
 

4鶴 良生

 一息ついたところで中村が飛んできたからどうにもならず。カカりきる前に行かれてしまった感じで消化不良だろう。
 

5田中 秀治

 中村さまさまのレース。踏み出しで口が空くこともなかったし、田中自身の調子も変わらず問題なさそう。
 

6増田 仁

 フタして前に出て、鶴を出して…と、ある程度は作戦通りだったと思うが、唯一の誤算は中村のスパートが早かったこと?
 

7屋宜 浩二

 スイッチした那須を頑張って追いかけたが、途中でいっぱいになってしまった。点数通りで実力通りの結末。

 
8R





レース総評
 和泉-今村に菊谷-川本が乗っていくのは読み筋で、前田は下げて5番手になる。このまま和泉がガンガン逃げ今村に絶好となるも、どういうわけか全然伸びず、ゴールは3番手先踏みの菊谷を前田が鮮やかに抜き去り快勝。前田の捲りを追いかけた佐々木が3着に入る。


動きチェック
1今村 麟太郎

 車間を空けて後ろも見ていたし余裕はあったはずだが、和泉を残そうとギリギリまで待ったのが失敗で、最後はごっそり行かれてしまう。今村から車券が売れていたわけだし、心を鬼にして踏むべきだった。
 

2前田 義和

 下げて5番手は想定通りだったはず。車間が空いて少しヒヤッとしたが、3コーナーから仕掛けるとあっという間に前団を飲み込んでしまった。
 

3和泉 尚吾

 初日のカマシが強く見えたし、あのくらいの仕掛けなら勝手に残ると思ったが…。見えないプレッシャーがあったのか、最後は大タレの7着大敗。
 

4佐々木 翔一

 前田が仕掛けたのはバック線を過ぎてからだし、普通の追い込み選手なら全然追えていなかっただろう。タテ型の強味で何とか3着に入った。
 

5園田 鉄兵

 捲りラインの3番手で、最終バックは最悪の7番手。あれではどうにもならない。
 

6菊谷 信一

 初日の突っ込みもよかったが、今日の3番手からの伸びはそれ以上。菊谷を買っていた穴党ファンは大喜びだろう。
 

7川本 恵二

 このクラスになると脚が足りない。任せた菊谷は鋭く伸びて2着に入るも、流れ込めそうな雰囲気は全くなかった。
 
9R





レース総評
 裸逃げになった島村に山村-太田黒が追い付いて捲るも、じっくり脚を溜めていた久保田がこの外を鮮やかに直突き抜ける。2着もマークの上田。3番手の鷲見も頑張って追ったが、山村がギリギリ前で残って3着。



動きチェック
1久保田 泰弘

 初日特選と同じようなレースで、無理に仕掛けず、前に勢いをもらっての追い込み勝負。スタイルがスタイルだしこの走りは否定しないが、このクラスなら力でねじ伏せる競走をしてほしかったという思いも少しある。
 

2上田 学

 久保田の後輪に全神経を集中させていた感じで、遅めの踏み込みになっても離れずしっかり続いた。
 

3太田黒 大心

 3コーナー、2センターあたりでは一瞬夢を見たのではないだろうか。山川が捲ってくれて展開はよかったが、最後は伸びを欠いて後ろの選手に飲み込まれてしまった。
 

4鷲見 逸喜

 捲りラインの3番手というか、追い込みラインの3番手。離れず懸命に追いかけたが4着までだった。
 

5島村 匠

 スローな流れから打鐘過ぎに叩くも、片山が付いてきてくれず「援護のない逃げ」になってしまう。さすがにあれで押し切るだけの体力はない。
 

6山川 奨太

 裸逃げの島村に追い付き番手捲りを打つも、最後は脚の差で久保田に行かれた。
 

7片山 直人

 呼吸が合わなかったんだと思うが、あの仕掛けで離れてしまうの? とビックリした人は多かったはず。あれじゃ島村がかわいそうだし、買っていたファンはもっとかわいそう。
 
 

初日勝因敗因

1R
レース映像をみる



レース総評
 ジャン過ぎ2センターから下条がゆっくり押さえて先行。番手は吉川と中西で取り合いになったが、人気の吉川が併走状態から力任せに捲って1着ゴール。初手から吉川を追いかけた黒河内が2着に入り、捲られた下条が何とか3着に残る。


動きチェック
1吉川 美穂
 外併走で楽ではなかったが、力の違いで捲り切る。前検日に「先行はない」と言っていたのは本当だったようで、あれだけスローになっても叩きに行かず、自分の勝てる位置からの捲りを選んだ。
 

2吉岡 詩織

 先捲りの宮地と仕掛けが合ってしまい、そのあともアオリがあったり、障害物があったり、外々を回され苦戦。やはりこの人は今日みたいに構えるレースより、前で風を切るレースの方が合っている。
 

3下条 未悠

 スパーンと捲られたわけではないし、吉川との力比べは見応えがあった。悪くはなさそう。
 

4宮地 寧々

 1センター、2コーナーくらいから外に持ち出すも全然進まず不発。たらればになるが、無理に動かず「拾い」にいけば3着には入れたかも。
 

5黒河内 由実

 「元気に自在」でお馴染みの明るい選手。初手から一番強い吉川にピタリと続き、そのまま2着に流れ込んだ。読みがズバリ!
 

6中西 叶美

 泳がされる危険性もあるしS取りを嫌う選手はけっこう多いが、この人はかなりの確率で前からレースを進める。下条に飛び付いたところまではよかったが、そのあとずっと被されてしまい、付いているだけになってしまった。
 

7三宅 玲奈

 中国ラインというわけではないが、吉岡の一発に期待していた感じ。吉岡は行けず、自身も口が空き、痛恨の7着スタート。
 
2R




レース総評
 最終ホームを過ぎたところで那須が叩いて先行。これを追いかけた山原が無理に仕掛けず捲り追い込みで突き抜けた。高橋がぴったり続き2着。逃げた那須が3着に残る。


動きチェック
1山原 さくら

 2コーナーからでもバックからでも、どこからでも行けたと思うが、大事に、大事に、2センター過ぎからの差し勝負。省エネ走法で2日目以降に脚力温存?
 

2那須 萌美

 本命の後ろを取るのが上手いマーカーだが、初日は珍しく先行勝負。一番強い山原が後ろで最後はズッポリ行かれてしまうも、あれで3着なら悪くないし次につながる。
 

3高橋 梨香

 終始外併走で遠回りもさせられたが、一番強い山原にしっかり続き2着を確保した。
 

4西島 叶子

 仕掛けを躊躇したのが失敗。ホーム手前で行っていれば違う結果になったはず。もったいない。
 

5日野 友葵

 自力選手ではないし、どうしても人頼み。西島が動いてくれるのを期待してマークしていたが…。
 

6亀川 史華

 頑張って番手に飛び付こうとするも終始遅れ気味。外には大本命の山原がいたし、被ったまま終わってしまった。
 

7飯塚 朋子

 何もせず7着ではないし、内に行ったり、外に行ったり、何とかしようという気持ちは伝わってきた。
 
3R

レース総評
 在本がカマシ気味に逃げ樋口が3番手に入ったが、5番手に置かれた山川が2コーナーから力強く捲る。園田もしっかり続いて九州ワンツー。樋口の後ろから菊谷が3着に突っ込んだ。


動きチェック
1隅 貴史

 在本が逃げてくれたし展開的にはよかったが、山川のスピードが違いすぎて対処できず…。最後も3着かなと思ったら菊谷に伸び負けた。
 

2園田 鉄兵

 園田の差しとズブズブが売れていたが、山川がああいう仕掛けになると流れ込みが一杯。
 

3四元 慎也

 捲りの3番手で前が遠かった。絡まれないように外々を回ったのも脚力ロスの要因か。
 

4菊谷 信一

 樋口の後ろで脚を溜められたのが大きいが、最後の直線はものすごい勢いで突っ込んできた。一時期よりは確実に良くなっている。
 

5在本 直樹

 20代の若手のような元気いっぱいのレース。やはりこの人は自力が似合う。
 

6山川 奨太

 5番手から動いて結局元の5番手だし組み立ては失敗。脚だけで何とかした感じだ。熊本の若手はみんな勢いがあって強いし、山川自身も早く追い付きたいと思っているはず。
 

7樋口 有樹郎

 脚を使って好位確保と考えていたはずだし、1回切って在本を受けたところまではよかったが…。そこからもう一度行く脚は残っていなかった。
 
4R





レース総評
 友永の先行を板崎が鮮やかに捲り切ったが、マークの曽我部は離れてしまう。じっくり脚を溜めた片山が板崎を目標にする形で捲り快勝。太田黒もしっかり続いて、板崎は3着に沈んだ。


動きチェック
1太田黒 大心

 口が空きながらのマークになるも、片山の遅い捲りに食らい付く。普通の追い込み選手だったら離れていたかもしれないし、まだまだ脚はある。
 

2曽我部 匡史

 板崎の強烈な踏み出しに離れてしまう。地元でやや期待外れ。
 

3板崎 佑矢

 出切ったのはバックだが、打鐘の4コーナーからは仕掛けているし、1周以上のロング捲り。最後は片山に行かれたが、スピードは良かったし悲観するレースではない。
 

4水本 博行

 最終バックは切り替えなかったのか、切り替えられなかったのか分からないが、1人で来た板崎を行かせて友永を拾った。あそこでスイッチできていれば1着2着の勝負はできたと思うが…。
 

5片山 直人

 得意の捲りで外バンクを鮮やかに突き抜けた。初日はずっと6着か7着だったし、この1着は自信になったはず。
 

6吉田 周司

 普通なら地元勢の後ろだが、バック数を理由に中国勢の3番手を回った。
 

7友永 龍介

 3人ラインの責任感で主導権を取ったが、板崎に軽く捲られてしまう。まだまだ力不足。
 
5R





レース総評
 山田-田中の人気コンビが打鐘過ぎに叩いて逃げたが、すっと3番手に追い上げた島村が最終バックから一気に捲って1着ゴール。マークの屋宜は離れてしまい、山田を使った田中が前残りの形で2着。
 


動きチェック
1田中 秀治

 結果的に行かれてしまったが真後ろからの捲りを大きく持っていく。そのあと内から来た3番も厳しく締め込み、熱く激しい「漢字の競輪」を見せてくれた。
 

2山田 純也

 打鐘から叩いた気合は買えるが、さすがに距離が長くて最後バタバタ。
 

3屋宜 浩二

 離れてから内というのはある意味持ち味だが、田中をドカせず3着まで。
 

4清水 邦章

 任せた才迫が失敗して6番手7番手共倒れ。あの展開ではどうにもならない。
 

5島村 匠

 すんなり3番手を取れたのが勝因。強いのか弱いのかイマイチよく分からないが、初日に関しては車の出もスムーズだったし強く見えた。
 

6才迫 勇馬

 山田に行かれたのは仕方ないが、そのあと島村に入られたのがいただけない。脚はあるが相変わらず組み立て淡泊。
 

7佐々木 浩三

 前の屋宜に続いて4着流れ込み。これはいつも思うことだが、60歳にもなって、普通に全力疾走できるのは本当にスゴいし、尊敬に値する。
 
6R





レース総評
 吉田が飛び出し小竹に絶好となるも、増田の後方捲りがギリギリ届く。続く藤原は内に入り伸びきれず、3番手の鷲見が外踏んで増田に迫る2着。吉田を利した小竹が前で残って3着。
 


動きチェック
1藤原 浩

 内から抜こうとした判断は間違いではなかったが、増田と絡んで伸びを欠いてしまう。
 

2増田 仁

 止まりそうで止まらない、モコモコ捲りで前団を飲み込んだ。前はもっとガンガン逃げていたが、数字を見ると捲り屋みたいになっている。
 

3鷲見 逸喜

 頭まで行ったかと思うくらい鋭く伸びた。前回の別府からリズムが急激に良くなり、今回もまだその勢いが続いている感じ。
 

4小竹 洋平

 シビアに番手捲りなら1着だったかも。前を庇いながら踏んでいる感じで(実際は思い切り踏んでいたかもしれないが…)、最後は後ろから来た選手に伸び負けてしまう。
 

5太田 雅之

 3対3対1の1だったし切り替え、切り替えのレース。シビアに内を付けるタイプでもないし、コースを探したまま終わってしまった。
 

6西島 貢司

 前が仕事しやすいように3番手でしっかり内を締めていた。着は仕方ない。
 

7吉田 勇気

 またしても初日敗退。レースはしっかりやっているが、道中のカカリも最後の粘りももう一息といった感じだ。

 
7R




レース総評
 人気を集めた鶴と佐々木が打鐘から一気に飛び出すと、3番手の位置は岡崎と安本で併走になる。こうなれば完全に前2人のマッチレースで、逃げる鶴を佐々木がチョンと交わしてワンツー。岡崎をドカした安本が3着に入っった。


動きチェック
1鶴 良生

 差されたといってもほんのちょっとだし、あの先行で2着なら本人も納得しているはず。初日みたいに躊躇せず仕掛けられれば準決でも十分勝負になるだろう。
 

2佐々木 翔一

 鶴のハコすんなりで、3番手はずっと取り合い。毎回毎回こんな展開ならいいが、こういうのは年に4、5回くらいだろう。
 

3岡崎 祥伍

 本線の3番手を狙いにいったが安本とバッティング。
 
 

4林 明宏

 阿部を捨てて1センターで切り替えたが、前のごちゃごちゃを見ている間にゴールになってしまった。
 

5阿部 弘

 古田に被されたところであっさり車を下げてしまう。あそこで我慢できれば3着4着の目はあったが…。
 

6安本 昇平

 S級レーサーみたいな雰囲気だし、ヨコも苦にしないタイプ。狙った3番手ではなく、引くに引けずの3番手だが、外をしっかり捌いて3着に流れ込んだ。
 

7古田 義明

 安本をアンコにしようと内に行くもあえなく撃沈。昔はいい突っ込み屋だったが、年齢と共に脚が落ちている。

 
8R





レース総評
 突っ張るかと思われた和泉は引いてのカマシで、ベテランの梶應は一瞬で千切れてしまう。叩いた和泉はこのまま1人旅の圧勝劇。第2先行になった佐野マークから川本が2着に入り、その後ろにいた永田が流れ込みのような形で3着に入る。


動きチェック
1和泉 尚吾

 地元の2人で売れていたし、梶應まで連れてくる仕掛けをしてほしかった。結果はぶっ千切りの1着だが反省しかない?
 

2梶應 弘樹

  若い子にあれをやられるとどうにもならない。離れてからはじっくり溜めて直線勝負に賭けたが、さすがに前が遠かった。


3仲松 勝太

 永田が仕掛けてくれれば2着か3着に突っ込めたと思うが、溜めて、溜めての直線勝負をされるとさすがに厳しい。
 

4塩川 真一郎

 離れた梶應の後ろで共倒れ。消化不良で悔しいレースになってしまった。
 

5川本 恵二

 本人に聞けば間違いなく「佐野が頑張ってくれたおかげ」と言うだろうし、ラッキーな展開だった。
 

6佐野 洋継

 やるだけのことはやった。展開で負けたのではなく、脚で負けたのだから、これからまた頑張ればいい。
 

7永田 隼一

 結果は3着だが消極的。前の2人はかなりキツそうだったし、あの展開なら2着には入りたかった。
 
9R





レース総評
 前田の逃げを3番手から今村-上田が捲るも、この2人に勢いを貰った久保田が直線勝負で突き抜ける。今村を利した上田が2着で、久保田マークの小川が3着。単騎の中村は終始後方で出番なし。


動きチェック
1久保田 泰弘

 古性優作のような「危ない走り」が持ち味だが、7車のレースではタテ勝負が基本。前受けから全部下げ、他の選手の勢いを借り、全力で踏んだのは2センターから100メートルくらい。
 

2上田 学

 今村が捲って4角絶好となるも、真後ろに久保田ではさすがに厳しい。地元で2着スタートだし、まずまずの滑り出しだ。
 

3那須 久幸

 あのパターンで外を止められるのは佐藤慎太郎や小倉竜二みたいな超イチだけ。前を走る前田と真後ろから来る今村の勢いが違いすぎたし、どうにもならなかった。
 

4今村 麟太郎

 カカっている上を力任せに行ったし最後はいっぱい。あの捲りなら3着には残りたかったが…。
 

5中村 一将

 位置取りで脚を使うより、みんなが動いた上を最後一発という作戦。久保田がなかなか行かず構えたのが誤算だった。
 

6前田 義和

 もう少し「切って、切って」があると思ったが、赤板過ぎに押さえると、そこから一切動きがなく、逃がされてしまう。どちらかと言えばカマシと捲りの選手だし、あの駆け方では持ち味が出ない。
 

7小川 巧

 久保田が全然仕掛けず厳しい展開になったが、それでも最後まで諦めず3着に入った。いくつになっても元気でしぶとい。

初日インタビュー

1R

 

吉川美穂

今迄大きなレースはコレクションのトライアルだけ。7月のサマーナイトで初めてのビッグレースに出場。みんな強いしオール7着をやらない様に。短走路なら考えるけど、普通の400百だと航続距離が短いから絶対逃げません(笑)。相手を動かしてからの仕掛けが得意だし、レースを読みながら。松山は初めてで、国体の時に走って以来。自力自在に。男子ならレース巧者と言う走りですかね。

吉岡詩織

何でもやる。いつもは自力が基本だけど、今回はそこまでの体調ではないので…。みんな高速バンクと言うけど、そこまでのイメージはない。私は重たく感じるので。意識的に動く様にしてからは、成績が安定している。優勝が少ないのは課題ですが。

下条未悠

自力勝負。メンバーが濃いと自分らしい走りが出来ない。ただ、最近、捲りが出る様になってきた。昨年に比べると捲りが出る様になってきた。私生活で変わった事ですか? 弟が自衛隊に行き、淋しくなったぐらい。いつか、競輪選手になって欲しい気持ちもありますよ。高校時代はバレーをやっていたし、素質はあると思うので。

宮地寧々

自在に攻める。今は旦那と一緒に岐阜に住んでいますが、先々、富山に行く予定。夫婦揃って、自在にやっている感じですね。若い子が出て来て、今は流れに乗れる様に何でやっています。

黒河内由実

元気に自在! 今回は追加だけど、今月4本目。疲れもないし大丈夫。ルンルンな気持ちで松山にやってきました。

中西叶美

流れを見て前々に攻めたい。

三宅玲奈

取れた位置からですね。弥彦はレースカットになったので最終日は走れなかった。いたね~は、怪我をしたけど、痛みをこらえて、ちゃっかり決勝に乗っていましたね。たまたま、1着を取れた時期もあったけど、あれは展開が良かったから。

 

2R

 

山原さくら

7月の玉野サマーナイトで久々にビッグレースに出場。病気をしてから、成績を落としたけど、やっとこの位置まで戻る事が出来た。玉野は4場所前に小林優香を不発にさせて逃げ切った。後ろにいても捲れないし、先捲りを打っても飲まれてしまう。追走しても差せない。だから、ワンチャン狙う為にペースで駆けました。ここのところ決勝は全部バックを取っている。松山も相性が良いので自力勝負。

那須萌美

函館の決勝の2着失格ですか。みんな、色々な事を言ってくれたけど、裁定なので…。位置を求めて走りたい。本当は、もっと自力を出せると良いのですが。

高橋梨香

追加だけど問題ない。最近、3着ばかりですね。理由は良く分からないし、いつも通り自在に攻める。

西島叶子

自力勝負。函館の決勝で接触して腰を痛めた。終わってからは鹿児島でなく、実家の熊本に戻った。蟹やウニは大好きなので函館は堪能できました。親からは、夕張メロンを買ってこいと言われたけど、私がメロンは嫌いなので(笑)。長い距離をもがく事を意識してからは成績がアップした。

日野友葵

地元だし頑張りたいですね。良いメンバーですが今回から新車。高かったですよ(笑)。じわじわ成績も良くなっているし、突っ込めていると思う。

亀川史華

自力自在に。良い頃に比べると全然ですね。それでも動けているのは収穫です。

飯塚朋子

前々から。岐阜で骨折したけど2週間ちょっとで復帰しました。前回の福井は復帰戦で7、7、5着だけど、それより良いと思います。

 

3R

 

隅貴史

中国ラインで在本さんへ。僕の成績は悪くないし展開次第で。競走得点を一番持っているし責任重大ですね。

園田鉄兵

小松島の落車で肋骨を骨折。大丈夫だと思います。いつも頑張ってくれる同県の山川君を信頼する。

四元慎也

また新たに2年、選手会の支部長をやらせてもらう事になった。責任重大だと思っている。ここは熊本コンビの後ろです。

菊谷信一

近畿で樋口君に前を任せる。僕が前のケースは少なく、2人の時は、いつも彼が前ですよ。

在本直樹

負け戦だと良いけど、勝ち上がりが良くない。大きく言えば、山川君との2分戦だし積極的に攻めたい。

山川奨太

前回は良かったけど、まだまだ力不足を感じている。後手を踏まない自力勝負です。

樋口有樹郎

自力が出ないと困るので、自在のコメントでお願いします。弥彦は番手勝負をやったけど、負けてしまった。とにかく前々に攻めたい。
4R

 

太田黒大心

体調を崩して久々の実戦だし走ってみないと。ルーキーのつもりで頑張ります。ここは九州で片山君の番手へ。ダッシュが良いから離れない様に。

曽我部匡史

調子が良くないのに、前で走るケースが多かった。ここは目標がいて有り難い。地元同士の板崎君へ。誰かに足を踏んでもらう事はないのに、福井で後輩に足に乗ってもらったら、張っていてやばいですよと言われてしまった。

板崎佑矢

軽い風邪で福井は欠場した。吉田さんは僕らのラインでなく、中国勢なんですね。それも、レースなので。

水本博行

中国ラインで友永君の番手へ。後ろを吉田さんが固めてくれ有り難いですね。2車と3車は違いますから。

片山直人

新人との2分戦や、車番が悪いから予選は勝てない。二日目の負け戦から通用する。確かに、ここは負け戦みたいなメンバーですね。二日目の負け戦の気持ちで走ります(笑)。自力勝負。

吉田周司

地元勢には悪いけど、中国コンビの後ろへ。友永君のバック数は魅力なので。

友永龍介

吉田さんは香川の選手だし、地元勢の後ろだと思いました。それが僕らのラインで有り難いし、すぐに挨拶にも来てくれました。自力勝負。
5R

 

田中秀治

今回、中部は自力選手が手薄。その中で、同県の山田君と一緒とは有り難い。四日市と松阪では、すかされているけど、あとは、いつも頑張ってくれている。基本、差しているケースの方が多い。

山田純也

田中さんとワンツーを決める自力勝負。確かに、ほとんど抜かれていると思う。共倒れもあるけど、基本的に相性は良いですよ。自力勝負。

屋宜浩二

九州で島村君の番手へ。きっちり番手で仕事をやりたい。

清水邦章

中四国ラインで才迫君の番手へ。この間も連係したけど、全く差す事が出来なかった。

島村匠

体調を崩してから、納得の走りが出来ていない。前を抜けていない感じです。ここは普通にラインが出来るので自力勝負。

才迫勇馬

ちょっと良くなっている。今はバンク練習に行かないのでワットバイクばかり。昔は弟とも練習をやっていたけど、基本は一人。佐古雅俊さんにも、凄くお世話になっていました。酒やタバコはやめた事にして下さい(笑)。自力勝負。

佐々木浩三

60歳になったけど、頑張れる内は走り続けたい。九州の3番手を固める。
6R

 

藤原浩

中四国ラインで初連係の増田君へ。しっかりラインで決まる様に走りたい。

増田仁

藤原さんとは初連係。鷲見さんとは連係があり有り難い。僕があぶれている時に、付けてもらった事がある。だから、地区は違うけど、凄く嬉しいですよ。積極的な自力勝負。

鷲見逸喜

太田ちゃんにひと言、言って、増田君の3番手へ。ダイナミックな走りをやるので3番手で離れない様に。

小竹洋平

福岡同士の吉田さんへ。松山で頑張ってもらい1着を取らせてもらっている。

太田雅之

単騎になったし、先手ラインに乗って。あとは流れ次第です。

西島貢司

姪っ子と一緒の開催はお互い成績が良いですね。自然と気持ちも入ります。来期は、またチャレンジ。、今期も取れていないし頑張らないと。福岡コンビの後ろへ。

吉田勇気

増田さんとの2分戦だし捲れない。積極的なレースをやりたい。

 

7R

 

鶴良生

来期もA級だし、今期も取れていない。前回、太田海也君と対戦したけど化け物でした。S級に特進した子と何度か対戦しているけど、今迄で一番強かった。同期久保田君も差せなかったので。自力勝負。

佐々木翔一

九州ラインで鶴君の番手へ。成績よりは悪くないと思う。

岡崎祥伍

自分だけなら、九州の3番手を回りましたが…。後ろに先輩もいるので自在に攻める。

林明宏

阿部君には世話になっているし、2人の時は任せている。だから点数は関係ないし、中四国の3番手です。

阿部弘

林さんは優しい先輩だから回してくれると思う。中四国ラインで安本君へ。

安本昇平

いつもはコンタクトにしているけど、眼球を痛めたので眼鏡をかけている。走りには影響ないと思うし自力勝負。

古田義明

中部ラインで岡崎君に前を任せます。
8R

 

和泉尚吾

2月の久留米で鎖骨を骨折。アマチュアの時は2回折っているけど、選手になってからは初めてだった。まだスピードが鈍っている感覚がある。ただ、後ろが梶応さんだし自然と気持ちは入る。ラインで決める自力勝負。

梶応弘樹

地元同士の和泉君の番手へ。調子が悪い時に、離れているけど、今回は地元だし上向いているから大丈夫だと思う。

仲松勝太

かなり成績を落としてしまった。もう1回、自力に戻すのも手かな。そういえば加藤舞が正式に6月から沖縄に移籍する。みんなで沖縄を盛り上げて欲しいね。

塩川真一郎

和泉君は地元だし、前を回るのは実績ある梶応さん。僕も迷惑をかけない様に3番手を追走する。

川本恵二

近畿で佐野君の番手へ。いつも頑張ってくれるイメージ。

佐野洋継

このままではチャレンジ落ちだしやばいですね。所謂、地元バンクだけど自力で力を発揮したい。

永田隼一

前回の最終日に久々に1着を取った。仲松さんが任せてくれたので自力勝負。
9R



久保田泰弘=前回の広島決勝は話題のルーキー太田海也君の番手へ。ゆっくり仕掛けてくれたから離れなかったけど、本気で踏まれたら千切れていたと思う。最後も全く抜ける気がしなかった。来期はS級に復帰。取手記念の時に行われるレインボーファイナルには出場。3着までに入ればS級に特進だけど、勝負駆けでないし賞金が魅力なぐらい。普段は赤パン(清水裕友)や出稽古に来ているメンバーと練習。嫁は産休中だけど、来月、男の子が生まれる予定。選手になって欲しい気持ちはありますよ。自力自在に。
 
上田学=引退した同期(井上勝史)が解説をやっているのは嬉しいね。元々、ダッシュはないけど、ギヤを上げてから良くなった。アマチュアの時や競輪学校時代は練習をやったけど、選手になってからは遊んでばかり(笑)。それがS級で優勝したら、みんなにビックリされた思い出がある。今村君の番手へ。
 
那須久幸=前回の失格でS級点がパアーになってしまった。だけど、どこでもお金は稼げるし気にしていない(笑)。賞金や手当も少し上がったからね。ここは九州で前田君の番手へ。

今村麟太郎=今回は九州、近畿、中国、四国、中部シリーズ。なので中国勢と別になると考えていました。来期もA級で、今期はS級の点数が勝負駆けです。何とか取りたいですね。地元の先輩との連係になるし上田さんと決める自力勝負。
 
中村一将=単騎で自力勝負。後ろにいると捲れないから、積極的な気持ちでいたら、自然とバック数が多くなった。来期もA級だけど今期はS級の点数を取りたいですね。
 
前田義和=中村さんの後ろは魅力ですよ。僕より強いですから。ただ、九州以外の選手には付けた事がない。それをやってしまったら、自力屋の看板を降ろさないといけないので。
 
小川巧=久保田君に任せるけどトリッキーなので。普通の捲りで攻めて欲しい(笑)。とうとう同期でS級にいるのは西川親幸さんだけ。あの人の根性は凄いし、昔からあんな感じだった。年を取るにつれて踏み上がらないし、キューンと抜く足がなくなっている。来期もA級だけど、このまま上に行っても通用しないので(笑)。

 

今節のレース展望!

 

 今節はA級1、2班戦とガールズ競輪のミッドナイト開催。A級戦は来期S級に復帰する暴れん坊の久保田泰弘がシリーズリーダー。昨年、ガールズ競輪の山本知佳選手と結婚して私生活も充実。姉さん女房でもあり、夫婦二人三脚で更なる高みを目指す。近くにはS班の清水裕友もいて環境は抜群。無念のA級落ちになったが、今期はここまで3度の優勝。限りなくマーカーに近い自在選手であり、S級に特進出来ないでいるが、決勝は1度も外していない。直前の広島は初日特選、準決とバックを取る早めの仕掛け。決勝は話題の太田海也の鐘4角カマシを差せなかったが、きっちりワンツーを決めている。自分でやるか番手を回るかは番組次第だが、どちらもこなせる二刀流だ。地元はベテラン上田学が競走得点を持っている。失格が1回あり、このまま点数アップでS級点を確保したい。四国ラインで今村麟太郎との連係だが、もちろん中四国で久保田泰弘との連係もある。田中再生工場で復活した那須久幸も来期はS級に復帰。直前の失格は痛すぎるが決め脚は冴えている。同県の鶴良生や九州で前田義和にマークする。スキンヘッドで顔はいかついが、心優しい中村一将も来期はS級戦。昔みたいに長い距離は踏めないが、時たまヒット。4月開催の岸和田では完全優勝と老練のテクニックを魅せている。忘れてはいけないのが地元の御大・梶応弘樹。存在感は抜群で、顔は笑っていても目は笑っていない。
 ガールズ競輪は山原さくらが主役。4月開催の玉野ミッドでは小林優香を破り優勝。2場所前の佐世保でも完全優勝と乗れている。コレクション組みが不在だったが4月末の松戸と5月の大垣で優勝。新人にしては競走センスがあり、今後、大化けしそうだ。吉岡詩織や下条未悠は長い距離をもがける。前々の走りで本命選手が苦戦する可能性も。那須萌美はマーカーで、西島叶子は自在タイプ。宮地寧々も決勝進出候補の一人だ。    

 

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    武田一康(たけだかずやす)
    コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
    昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
    小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
    かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
    新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
    2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
    さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
    競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
    熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
    「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
    口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。

    66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
    鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。

    趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
    あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
    ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
    競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。


    見出し

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  • 竹林一彦の競輪閻魔帳

    おぼろな記憶の競輪アルバム

    松山ミッドナイト初日特選競走の五番車に中村一将(兵庫・86期)の名前を見つけた。生涯自力って感じでいつも気になる選手のひとりである。二十年近く前の話だ。その頃から中村はいかつい(そう見える)スキンヘッドだったと思う。で、某予想紙で中村の写真を異なる選手に使ってしまうというミスが発生した。間違えられた選手から訂正を求められるのだが、その選手もスキンヘッドだったのか、そうじゃなかったのか。前者後者でまるで話の筋が変わってしまうのだけれど、記憶ははっきりしない。
    七番車の小川巧(岡山・57期)には助けてもらったことがある。小川がS級一班だった往時の話だ。記者席で大勢がわいわいやっていた景だから、出張先の特別競輪だろう。本命の五番車から厚く買っていたらその五番車が打鐘あたりで落車。今の俺ならガクンと肩を落とし恨みごとを吐いて終わりだろうけど、当時はこれでもギャンブルだけは不屈の男だった。「小川ぁ――うそでもいいから捲ってみろ!」まわりの白い目も気にせず声に出したら、なんと小川が終向から捲っちゃって見事代用(まだ枠番車券の時代である)、俺の本線、四-三だか四-二で入ったのでした。
    私家版『おもいでの競輪アルバム』から二景、引かせてもらった次第である。
     

    竹林一彦(たけばやし・かずひこ)

    一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。

  • とかく・この世は金ばかり ~マッチーの七転八起奮戦記

    町田洋一

    元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
    歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
    打倒ヤマコウがモットーなのか!?

    twitter
    https://twitter.com/matchyou1925

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